9月19日の講座終了  [「草の根」活動]

☆9月19日「対立解消と上手なコミュニケーション講座」無事終了。 

ご参加くださいました皆様、興味を持って下さいました皆様、ありがとうございました。最終的に13人のお申込みを受け、実際には6人のテーブルが2つできて、丁度良い感じになりました。この手の講座が初めてではない方が多かったようです。場慣れしていらした方々のリラックス・モードのお陰もあったと思います。和やかな講座となりました。参加者が楽しまれたようなので「ほっ」。良かったです。ただ、夜勤勤務もあるというAさんが、ロールプレィの前あたりには疲労困憊で、帰宅されました。前回よりは今回、と、毎回少しづつ改善してきてはいるのですが、私自身、まだまだ詰め込み過ぎだと感じています。Aさん、ゆっくり休むことができたでしょうか? 

Feedbackはとても好評でした。刺激を受けられた方も多かったようです。昨年度はとにかくメディエーションを知って欲しくて、「理論と私の思いをできるだけ伝えなくては」でしたが、参加者も私も、へとへとになりました。今年は理論は最少に、身近にある対立について考えられる問題点と改善のためのコミュニケーションに焦点をしぼりました。今思うと、それは実際に草の根的メディエーションの基礎になっているものです。市民メディエーター集団を作りたいkmkとしては、今後の勉強会はそのあたりに力を入れる予定です。 (kmk:Kusanone Mediation no Kai)

次回、対立解消研究楽会(勉強会)は10月14日6:308:30pm八王子市民活動支援センターです。どうぞお越しください。

すでに参加することお知らせいただきました方々、またお会いできるのを楽しみにしています。

 
 

アデレード ラスト [旅先での・・・(海外)]

アランの話によるとナラティブ・メディエーションはアデレードから始まったとか。「Telling stories」 コミュニケーションが取れずに問題が深刻になっているケースには打ってつけだと思います。 

実は滞在中ずっとメディエーター的視点で友人の話を聴いていました。韓国では、「野ガモ家族」と称される妻と子だけが長期に海外滞在するケースで、妻と国に残っている夫の間に少なからず問題が起きる、とNZにいる時から話を聞いていました。NZでは平均的な妻の愚痴程度だったのが、今回は違いました。顔がこわばり、息子にも、電話の向こうの夫にも攻撃的で、かなり深刻な様子でした。一体何が彼女をそこまで追い詰めたのか・・・話しを聴いているうちに見えてきたのは,不安、不満、疲労、孤独感。体調も良くないなどストレスが溜まる一方で、吐き出すことができず、どんどん自分の中で負の要素が膨らんでいく。自分を肯定する(保つ)ために、他者への攻撃を強める。やがて自分をコントロールできなくなる・・・。 

☆移民ゆえのデメリット。文化や言葉の違いで他人とコミュニケーションをうまく取れない。取るための機会もなかなか無い。移民局が課す、ある程度の英語力を証明するテストは合格しているが、実際の生会話ではまだまだおぼつかないのが現状。

☆多くの移民は金持ちではない。希望を持って母国を出て来たが、お金に余裕がないと現実は厳しい。お金を得ることだけで目一杯になる。☆国に残っている家族親族に苦境をわかってもらえない。もう帰れない。

☆人口密度が非常に低い。つまり、人を身近に感じられない住環境。 前にも書きましたが、130万人近くも人口があるとは、とても思えない。静かで落ち着いた暮らしとも言えるかもしれませんが、第一印象は「何もない。殺風景。」でした。東京は他人との距離が近すぎですが、アデレードはあり過ぎです。森もあるし、家も立っていてるけれど、「豊かさ・潤い()」を感じない、殺伐とした印象なのは不思議です。何なんでしょう。

 何日か話を聴いているうちに、ふと、我に帰ったような瞬間が彼女にありました。その時を堺に彼女の声は穏やかになり、笑顔も見られるようになりました。お別れをする頃にはすっかりNZにいた頃の優しい笑顔に戻っていました。ほっ。 

アデレードが大嫌いだと言っていた彼女。 着いてすぐの頃は、私も、寒いし長旅で疲れていたし、風景も殺伐として見えて、確かにこの環境で母子だけで暮らすのはきつい・・・と思いました。ですが、アランに会ったり、あちこちうろついてあらたな発見があったり、カンガルー島では最後に念願のペンギン達も見ることができたし、日本に帰る日、空港へ送ってもらった車中で、ポロリと一言「アデレードも悪くないじゃん。」  そう思えたのは、温かく迎え入れてくれたその友人がいたから、時間とお金をやりくりしてカンガルー島にも付き合ってくれたから、一緒に気の利いたカフェでおしゃべりできたから・・・、まだまだたくさんあります。 「アデレードも悪くない」きっと彼女も少しかそう思えるようになった・・・と思いたい・・・。 


アデレード その4 [旅先での・・・(海外)]

南オーストラリア州でお勧めの観光スポット、カンガルー島に一泊二日で行きました。空港もあるけれど費用を抑えてフェリーで45分、島ではレンタカーで移動しました。公共移動手段はありません。フェリー乗り場はアデレードから時速100位でスッ飛ばすと1時間とちょっとです。島でも同じでしたが、オフシーズンということもあるのでしょう、とにかく人の気配を感じない。途中、他の車とすれ違うこともほとんどありませんでした。それでも、観光スポットでは数人と出会い、みんな大体同じ道をたどるので、何度も同じ顔に逢い親しくなりました。

   カンガルー   奇岩   奇岩2   カンガルー島

島には農場もありますが、野生動物サンクチュアリーになっています。カンガルーとかたくさんいるのでしょうが、基本的に夜行性です。日中に見た生身の数よりも、道端に横たわる夜中に車にはねられたと思われるカンガルーやワラビーの死骸の数の方が多かったです。写真のカンガルーは野生ですが「野放しでやる気のない公園」のようなところにいました。島だけではなく、アデレード市内でもそうでしたが、動物達が人をまったく恐れない、近づいても逃げる気配がなかったのは、さすがは野生動物保護に力をいれている国だと感心しました。 カンガルーの後ろに見えている木はユーカリでコアラがたくさん生息しています。 多摩動物園のコアラ園と違ってユーカリの木の高いこと、はるか高いところにコロ~ンと可愛らしく丸まっているお尻が見えるのですが、私のデジカメでは見分けがつくほど写りません。

美しい海岸線の先に現れた奇岩。「注目にあたいする驚異の場所(remakable place)」と呼ばれる奇岩は圧巻でした。説明が書いてある看板の岩の地図には危険ラインが色分けしてあり注意を促していますが、柵などありません。海側は断崖絶壁。ここですべって落ちる人は自己責任です。 


アデレード その3 [旅先での・・・(海外)]

左の写真は劇場、いえカジノです。同時にこの建物の下は駅へのホールになっています。大きくすると建物の上部に「railway station」(駅)の文字が見えます。 帰国前日に総選挙がありました。日本と同様、連立政権ありで、メイン政党である二つの政党、労働党(labor)と自由党(liberal)で争い、どちらも単独では制覇できず、第三の党グリーン(green)がどちらに付くかで、盛り上がっているところでした。トラム全面に描かれているのは党首(候補者達?)です。駅のすぐ前の通りでとりました。 保守派は移民を歓迎しない政策を唱えているので友人には重大関心事です。

    駅   トラム     病院の花

一番右の花の写真は、総合病院のホールにる売店の前にあったショウインドウです。日本では、花は匂いが強いし花粉も飛ぶからと、最近は避ける傾向がありますが、ここでは、お見舞客用に売っていました。大体¥1000~2000くらい。ホールの壁に可愛らしい手芸展示品が貼ってあって、日本の病院のイメージとは違う、癒しの空間になっていました。


アデレード その2 [旅先での・・・(海外)]

韓国では、母国に希望を持てず、母親付きで小学生の子供を留学させ、そのまま中学、高校と進ませ永住権を取得する、お父さんは韓国に残り、お金を稼ぎ、ひたすら資金を送る、いずれ合流する、という目論みが流行りだといいます。友人もその一組で、諸事情でニュージーランドを出てオーストラリアはアデレードに移り住むことになりました。彼女は今年41歳、むすこは14歳です。子供の学校費用を安くおさめるために、3年前にアデレードにある看護短期大学に入学し、2年間勉強して立派に終了。今年から、派遣パートで病院勤めをしています。いつ仕事があるのか不定期で保障が無く、お金のために夜勤を多く受けているので、ストレスと体調不良で苦しんではいましたが、一度も働いたこともなく結婚して、比較的優雅に母してきた彼女の決意とガンバリには脱帽です。来年度はフル・タイム勤務につけるようにと希望の病院にリクルート応募書類を準備していました。医師や看護士が不足していて新規の移民に頼らざるを得ない状況で、インド人、韓国人、日本人にも、彼女と同じような目的と立場で看護士をしている母と子がたくさんいるようです。 

ところでアデレードには、APMF(アジア太平洋メディエーション・フォーラム)の事務ベースがある南オーストラリア大学があります。左の写真はその南オーストラリア大学キャンパスの一部、右手の建物にデール会長やアラン(私のトレーナー)の部屋がありました。右の写真、赤いセーターの男性がアランです。大学のカフェで1時間半ほどおしゃべりしました。  

SA uiv.               アラン   

折角の機会だったのに、なんでもっと時間をとらなかったのか・・・超後悔です。いろいろ聞きたいことがあったはずなのに・・・日本人特有の、いえ、私特有の遠慮の塊でした。次のチャンスは来年。今年11月のインドでの定例総会がキャンセルになって、かわりにバンコクで開催のはずがそれもキャンセルになり、再度、来年、バンコクに持ち越されました。次回は勇気と自信を持って・・・(修行が足りない私です。)